研修生たちの近況~騎乗未経験者研修プログラム~
こんにちは。新人教育を担当しているMです。
今週はいよいよダービーウィークです。アルアインによる2冠達成か、トライアル組の巻き返しがあるのか。牧場全体はダービーに向けてとても盛り上がっています。
今回はこのようなクラシックで活躍する馬を育成することを夢見て、今年の4月に入場してきた騎乗未経験者研修プログラム(通称:ファームステイ)の研修生たちの近況をご紹介したいと思います。
ファームステイとは簡単に説明しますと、馬に触ったことのない全くの未経験者を、1年間の厩舎・騎乗研修を経て、競走馬の育成スタッフへと育てるプログラムで、昨年は12名(うち女性1名)が卒業試験に合格して、ノーザンファームの厩舎へと配属されました。
今年は11名のファームステイ研修生が入場し、日々練習に励んでいます。
乗り出して1ヶ月程度しかたたないのに、すでに駆歩で馬をコントロールできるようになっています。私が大学馬術部で乗馬を始めて1ヶ月の時点では、まだ調馬索で練習をしているか、ひたすら常歩でクールダウン運動をしているかというレベルだったので、彼らの進歩にはただただ驚くばかりです。ましてや障害練習なんてまともにさせてもらったのは入部して半年後くらいだったような...。
大学馬術部の4年間もしくは高校馬術部の3年間を1年に凝縮したカリキュラムなのでこのように急ピッチで進んでいますが、全員しっかりと力をつけています。
この写真を撮影した日が、初めての障害練習でしたが、みんな上手に飛べました。
2人のメイン指導者に加えて、ファームステイ担当のやさし~いお姉さんも練習を見に来てくれるので、毎日3~4人体制で充実したレッスンが行えています!
練習後は馬の手入れ。馬は少々お疲れ気味のようですが...。
研修生は練習後も元気に作業します。若いって素晴らしいですね!
彼ら全員が来年の3月に無事卒業できるよう、これからも見守っていきたいと思います。