新人教育を担当しているMです
こんにちは。新人教育を担当しているMです。
今週末はいよいよドバイワールドカップデーということで、
当牧場の生産馬も6頭が出走を控えています。
近年はドバイでのレースに参戦し、活躍する馬も多くなり、
日本馬が世界的にも注目される時代がやってきました!
ドバイ首長国連邦が位置する「中東」と呼ばれる地域は、
馬券の発売は無いそうですが、勝ち馬を予想する「くじ」はあるそうです(笑)
私が学生時代に翻訳した“فرسنامه”(馬の書)というペルシア語で書かれた書物は、
中世ペルシアで書かれた、馬の管理方法に関するバイブルなのですが、
その中に「賭け事ダメ!でも競馬はOK」という記述がありました。
ギャンブルが禁止されているのにここまで競馬が発展するということは、
イスラーム教徒の中でも馬は特別な存在だったのでしょう。
聖典クルアーンの中にも「進撃する馬」という章があるくらいですからね。
前置きはさておき…
5月のブログで紹介した騎乗未経験者研修プログラム(通称:ファームステイ)
の卒業試験&卒業式が先日行われました。
昨年4月に入社してきた時には、馬に触ったこともなかったのに、
現在は引退した競走馬を自由自在にコントロールできるまでに成長しました!
毎日見ている指導者からすると「まだまだ全然足りないな~」と感じるところも
あるのでしょうが、1年間という限られた期間でここまで成長できたのは、
指導者の熱血指導とファームステイ1人ひとりの努力の結果ではないでしょうか。
この春から試験に合格したファームステイが配属される育成厩舎のスタッフも
試験を見に来て、緊張感漂う中、卒業試験が実施されました。
以下、卒業試験の様子を載せておきます。
4回の卒業試験を経て、11名のファームステイが無事合格し、
春からノーザンファームの騎乗スタッフになることが決まりました!
ファームステイの卒業式には、吉田勝已代表・吉田俊介副代表、
各牧場の場長をはじめ指導に携わったたくさんの方々が
出席してくださいました。
卒業証書は勝已代表が1人ひとり手渡しで渡していただき、
最後には代表・副代表からも祝辞をいただきました。
指導教官から一言!
卒業生代表から一言!
最後は記念写真も撮影し、無事1年間のファームステイプログラムを
締めくくることが出来ました!
大きな事故も無くこの日を迎えられたのは、技術指導者やノーザンファームYearling
の現場スタッフ、ノーザンホースパークのスタッフの皆様が日々ファームステイを
指導し、見守ってくれたおかげだと思っています。
本当にありがとうございました!
ファームステイ卒業生は、これからノーザンファームのスタッフとして、
「世界に通用する強い馬づくり」を目指して一緒に頑張っていきましょう!